今回のインタビューは、九州朝日放送のタレントであり服飾デザイナーでもある斉藤ふみさんへお話を伺いました。
ドォーモやFM福岡、自身の洋服ブランド「シープマン」など多岐にわたり活躍されています。
その中で近況や趣味など伺いました。
―まず、服飾デザイナーの話をお伺いしたいのですが。
子供が生まれた時なので5年位前になりますかね。ブランドを立ち上げて2年3年続けていたんですけど全く元が取れずマイナスが増える一方なので難しいねって言って。こだわればこだわるほど原価はかかるんですけど売れても儲からないけど妥協ができないんですよ私。となると何か儲からないといけないという商売自体が無理なので、趣味でとどめておけば良かったね。って周りからみんなに言われ・・でも気持ちよく自分が貯金していたお金を全部使ったので、それはそれでいっかていう・・なので、今は新作を全く作ってないんですけど、止めてるつもりもなくて、また何かのかたちでやりたいことができたらなーって思いもあるんですけど。
―ベンジー(元ブランキージェットシティ)さんとのコラボもされているんですね。
あのーずっとこの仕事をしていて良かったと思う数少ない事の1つで・・w
中学生の時にブランキージェットシティを見てなんてカッコいい人達なんだーと好きになって
それからずっともちろん好きだったんですけど、この仕事を始めてあるときラジオのゲストにブランキージェットシティが来ますって事で・・私FM福岡を23歳の時からやってるんですよ。18年位になるんですけど
ブランキージェットシティが一番好きなロックミュージシャンだったので是非ともスタジオに入れ欲しいって言って
ほんとにお三方がブランキージェットシティとしてスタジオに来たのが初めての出会いです。
その後、ベンジーさんが絵を描かれていて個展をせれているのを見に行き、とても好きな絵だったのでダメもとで絵を描いていただけませんか?と言ったら・・いいよ。
ってwwww
―タレントという仕事を始めたきっかけはなんですか。
たまたま働いていた先で明日ラジオのオーディションでドタキャンが出たからあなた穴埋めに行ってといわれて
たまたま受かってビックリして・・それスタートだったんです。
ほんとに思いがけない出会いが重なって私の今がココにあるんですよね・・
オーディションの時は持っているものが何も無いので捨てるものも何もなかったんですよ。
―今までのお話をお伺いして芸術と洋服、音楽が大好きという印象を受けましたが。
音楽も芸術ですし全部共通しているじゃないですか・・
そこから生まれるものって沢山ある訳で何かで繋がっていると思います。
それに私が洋服を作るという趣味もつながっていて何かで繋がれるわけですから自分たちが好きで愛しているものっていうくくりでいいんじゃないかってたまに思います。
ー服飾デザイナーを始めたきっかけは何だったんですか?
私ですね。水を飲むのと同じくらい洋服がすきなんです。
ごはん食べなくても洋服を買いたいんですよ・・
ほんとに好きで気持ちをあげてくれるし自分のコンプレックスを隠してくれるし・・
ほんとに楽しいから、そもそもは買って着るのが大好きなんですよ。
ほんとに妥協できなくて洋服と音楽にお給料を費やしてきたんですよ。
で。いよいよ子供が生まれて。さあ子供服・・ワクワクしてたんですよ。
どんなかわいい洋服たちがあるんだろうって・・で。ふたを開けてみるとかわいいものって沢山あるんですけど自分の子供に着せたいほんとに良いものみたいなものが簡単に手に入れられなかった時に子供の為なら・・自分のはいいんですよ。買えばいっぱいあるので
でも自分の子供に着せたいと思った時にこんなのがあったらいいのにないなーていうシンプルな思いから
よし作ろうってなっちゃって。そしたら普通のママだったらちょっとソーイングの勉強して自分の子供の分を作ろうってなるんでしょうけど。そこが私はバカな所で、これみんな欲しいはずだよなって絶対かわいいからブランドにしようって
思って始めたんですよ。
ーその時はお仕事をされながら服飾デザイナーをされていたんですよね。
そうなんです。もう一回やれって言われたらできませんww
あの労力を考えたら・・ww
しかも人に任せきれないんですよね。やっぱり自分が作りたいから生地もボタンも形も全部自分でやりたいわけですよね。
ほんとに寝る間も無いし、そうそう良いものって出来上がってこないし何度もやりなおすしコストはかかるし
もう二度とやりたくないですww
最初からっていうのはほんとに・・だからそこで初めて簡単に私も洋服って買って着てましたけど
モノ作りって自分で作ってみて初めてこんなにもモノを作るっていうのは大変なんだって思いました。
自分はしゃべっているだけでどんだけ楽な仕事してるんだうってほんとに実感したんです。
だからモノづくりを続けてらっしゃる方々はほんとすごいです。
モノづくりを通して楽しかったし苦しかったし、だけどそこで得たものは相当大きかったのでモノづくりはすごく大変だなーって
でもこんなに充実感があるんだなー自分の作ったモノが残るってすごいなーとか様々な気付きがあって
ほんとにやってよかったんですけど、もう一度やれって言われたらwww
アーティストと言われる人たちはどんだけストイックに生きているんだろうって思います。
この労力を永遠にかと思うくらい続けるわけじゃないですか。だからほんとにすごいと思います。
ータレントとしてのお話をお伺いさせてください。
今でも自分では向いているとは思っていないんですよ。ww
ほんとに周りにたすけられているっていうか、私の自由っぷりを許してくれるっていうか
ほんとに感謝してますww感謝してもしてもし足りないくらいですww
基本的に私は自分に正直であるということだけは絶対に譲れないと思っていて
人を傷つける嘘はつかないという事とやっぱり自分に正直であれば、例えばこの業界は誹謗中傷って沢山あって
弱いから傷つくじゃないですか、でも立ち上がる手段として私は自分の思った事しか言ってない。というのがあるだけで生きていけると思っているので自分の思っていることしか口に出さないようにしようって。
もちろんきれいごとだけではなくてダメな所だらけなので人間力を鍛えていくという事のほうが・・
しゃべる技術は周りににも素晴らしい方たちが沢山いるから、自分には何ができるの?って考えたら人間力を鍛えていく以外にないじゃないですか。私は外見が大切だと思うんですよ。やっぱり中身が出ると思うので外見は自分の好きなモノを身に着けて、且つそれに恥じない自分になろうとか全て一つじゃないかなって思ってやっているんですよね。
ー今までに習い事をされたことはありますか?
英語・水泳・サッカー・クラシックバレー・空手など色々やりました。
ーかなり多くされていますね。スポーツが得意という感じですか?
兄の影響でいろいろな習い事をしてしていましたね。
なぜか器用ですぐ出来るようになるので先生から期待されると辞めるという感じでしたww
空手では九州大会で何故か白帯で型で優秀しまして、先生から期待されてヌンチャクを始めさせられて
青あざが沢山できて辞めましたww
今まではすぐ辞めていたのに茶道は12年やっています。
そして絵画を最近始めました。今はデッサンをやっています。
子供が初めてやりたいって言った習い事が絵だったんですよ。
なにやりたいって聞いたら絵をやりたいって・・
それで絵画教室を見つけて2週間に1回つれていってるんですけど、あまりにもみんなが楽しくやっているもんですから私も絵を習いたくって始めちゃったんです。
絵を描くのは元々好きで、自分の書いた絵をブランドロゴにしているので。・・シープマン
今習っている所は絵だけではなく、自然のものとか色んな物を使って絵を描くだけじゃないので版画とかもしてくれるし想像力が育ちそうだなーって思って描くだけじゃ絶対飽きちゃうんで子供だし自分の経験もそうですけど何でもさせてくれる所がいいですね。
ーなんでお子さんは絵を描きたいと思ったんでしょうね。
なんでしょうね。・・でもほんとによく描いてたんですよ。二人で・・
私も好きだし一緒に絵を描いたり工作したり小っちゃい時からほんとに好きで
今でも我が家には段ボールが来ると捨てられなくて、それが犬になったりギターになったりとにかく常に作っていて一緒に見たアニメがきっかけでその中の主人公が想像力豊かでアニメに登場したものを一緒に作るようになって
で、絵を描いて、そしたら絵を習いたいって言いだして。一緒に作っていると段々競い合ってくるんですよ。
子供はとっくに飽きているのに私がずっと最後まで作っているんですよ。絶対負けたくないですけど子供の想像力と発想力には勝てないんですよ。すごいんですよ。私たちみたいに色んな情報がはいっての想像力ではかなわない発想力があって。それでまた、キッってなって、クッソー、負けないぞーってww
こんな世の中ですけどプラスアルファーなことが一見世の中でほんとうに食う寝る遊びではないですけどもしかしたら衣食住の中に必要ないものを育てる力というかやらせる事ができる大人でありたいなと思います。
ーもう一つ筆問ですが、展覧会へは行きますか?
めちゃめちゃ行きます。大好きですww
私、趣味が仏像なんですよ。この間も仏像の展覧会へ行ってきました。
どうしても取材をしたくて頼まれてもいないのに取材してONAIRもされましたww
絵も見るのが好きなのでこの間も美術館へ行きましたし、撮影の合間でも小さな所でも見に行くくらい大好きです。
一人で楽しめる時間なのでww
斉藤ふみさんの妥協しない姿勢と洋服と音楽、芸術を愛する気持ちが伝わってくるお話がお伺いできました。
そしてお話の中で・・
「アーティストさん達は常にストイックに錆びない姿勢が素敵ですね。」
という言葉が印象に残りました。
お忙しい中、貴重なお時間有難うございました。
今後の益々の活躍をお祈りしております。